住宅会社・工務店のSNS運用というと、「完成した家の写真をきれいに撮って載せる」ことをまず思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。もちろん施工事例の写真は大切な投稿ですが、それだけを並べていても、見学会の来場や資料請求にはなかなかつながらない、というご相談をよくいただきます。
この記事では、住宅業界ならではの特徴を踏まえた投稿の考え方と、閲覧から来場・資料請求につなげるための工夫を整理します。
住宅のSNSには「検討期間の長さ」という特徴がある
多くの商品と違い、家づくりは検討を始めてから契約に至るまでの期間が長いのが特徴です。今日投稿を見た人が、その日のうちに問い合わせてくることはあまり多くありません。むしろ、何ヶ月も前から情報収集をしている人が、折に触れてアカウントを見に来る、という関わり方のほうが一般的です。
つまり住宅会社のSNS運用では、一回の投稿で結果を出そうとするより、検討期間の長いお客様に、繰り返し見てもらいながら信頼を積み重ねていくという考え方が向いています。
投稿すべき4つの柱
① 施工事例・完成写真
完成した家の写真は基本の投稿です。外観だけでなく、リビングや水まわりなど、見る人が「自分の暮らし」を想像しやすい部分もあわせて見せると、興味を持ってもらいやすくなります。
② 家づくりの過程(着工〜完成まで)
基礎工事や上棟、断熱材の施工など、完成後には見えなくなる部分の様子は、住宅会社ならではの投稿です。丁寧な工程を見せることは、目に見えにくい品質への安心材料になります。
③ スタッフ紹介・家づくりへの考え方
設計士や現場監督がどんな考えで家づくりに向き合っているかが伝わる投稿は、初めて問い合わせる方の不安を和らげます。「どんな人が担当してくれるのか」は、住宅会社を選ぶうえで意外と大きな判断材料です。
④ 見学会・イベントの告知
完成内覧会や構造見学会の告知は、来場に直結しやすい投稿です。日時・場所・予約方法をはっきり書くことで、行動を後押ししやすくなります。
この4つを組み合わせることで、「きれいな家を建てる会社」だけでなく、「安心して任せられる会社」として選ばれやすくなります。
動画の使い方
間取りの中を歩きながら紹介する動画や、着工から完成までの変化をつないだ動画は、写真だけでは伝わりにくい空間の広がりや工程の丁寧さを伝えやすいコンテンツです。動画の基本構成(冒頭で興味を引き、テンポよく見せ場をつなぎ、最後に行動を促す)は業種を問わず共通します。詳しくはリール動画の作り方についての記事もあわせてご覧ください。
来場・資料請求につなげるための工夫
- プロフィールに資料請求・見学会予約のリンクを設定する — 興味を持ってもらっても、申し込み方法が分からなければそこで止まってしまいます
- キャプションに一言添える — 「資料請求はプロフィールのリンクから」など、投稿ごとに次の行動を促します
- ハイライトに対応エリア・よくある質問をまとめる — 検討中の方が投稿を遡らずに確認できるよう整理しておきます
- 対応エリアを明記する — 家づくりは地域が限定される商売のため、対応できるエリアが分からないと、興味があっても問い合わせをためらわれてしまいます
投稿を続けるための考え方
住宅会社は、着工から完成までの期間が長いぶん、現場のタイミングに合わせて撮影の予定を先に組んでおくと、ネタ切れになりにくい業種です。基礎・上棟・造作・完成引き渡しなど、工程ごとに撮影する場面をあらかじめ決めておくと、毎回ゼロから何を撮るか考える必要がなくなります。
また、同じ現場でも「施主目線」「職人目線」など見せ方を変えるだけで、投稿のバリエーションを増やすことができます。
まとめ
住宅会社・工務店のSNS運用・Instagram運用では、完成写真だけでなく、家づくりの過程・スタッフの考え方・見学会の告知をバランスよく投稿し、検討期間の長いお客様との接点を保ち続けることが大切です。そのうえで、プロフィールやハイライトから資料請求・来場への導線を整えることで、閲覧を実際の行動に結びつけやすくなります。
私たちBOOSTAでは、愛知県内の住宅会社・工務店のSNS運用もお手伝いしています。「投稿はしているが見学会の来場や資料請求に結びついている実感がない」という場合は、お気軽にご相談ください。
